Petit Talk #4

ROSE BUD

PETIT TALK #4

2017/12/01

一気に冬が訪れた。年の暮れを感じながら、好きなモノやコトを改めて見つめ直し、来年からの自分に繋げる大切な時間を過ごしたい。
ROSE BUDスペシャルインタビュー、2017年を締めくくるのは、
ライフスタイルプランナー・長屋なぎささん。


ROSE BUDCOORDINATE 1

クリスマスシーズンでイルミネーションを見ながらのデートは、あえてオールブラックで臨みたい。

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ご結婚おめでとうございます!

ありがとうございます!同棲生活も2年程たち、何かが大きく変わったわけではないのですが、家族が増えた幸せは日々感じていますね。でも、結婚しても、付き合いが長くなっても、女性らしさは大切にしたい。家でもだらしない格好はしないようにしたり、メイクは朝起きたらすぐにしたり…。お互いに相手がいることを感じながら、大事に生活しています。

なぎささんを表現する上で「大人カジュアル」というワードをよく耳にしますが、その“女性らしさ”が故、なのかもしれないですね。

そうかもしれません。例えばカジュアルなファッションは大好きですが、髪をおろしたり、赤いリップを塗ったり、小物を効かせたりしながら、大人の女性であることを楽しみたいと思っています。
今回のコーディネートもそう。黒のシンプルなこの位の丈のコートは、綺麗にちょっとコンサバな感じにも着ることができ、使いやすいアイテムですよね。今日はあえてカジュアルに着てみました。オールブラックのカジュアルコーデだけど、中のTシャツで白をちらっと見せたり、柄の小物やキャップで遊びを持たせ、女性らしさを演出しています。キャップのかぶり方や、バッグの持ち方一つでも、女性らしさって表現できるからおもしろい!
スタイリストの主人とは、打合せをしていないのに、どこかリンクしたコーデになることがあります。そんな時も、“女性らしさ”が違いを持たせてくれますね。

毎日どうやってコーディネートを決めますか?

気分が一番ですが、やはりその日のスケジュールを見て、相手を大事にしますね。仕事柄、毎日相手が全く異なるので、色々なファッションを楽しめているかも。

ライフスタイルプランナーとは、どんな仕事なのでしょう。

コンサルティングと言うと少しかたい表現ですが、企業やブランドのビジュアルをアドバイスしたり、どうやって世に出していくかを企画する仕事です。空間やビジュアルのお手伝いをすることが多いですね。

インスタグラムでも、“見せ方”に多くの共感を得ているなぎささんですが、どんなジャンルの仕事が多い?

元々はアパレルのプレスだったので、ファッション関係の仕事からはじまりましたが、最近では食を含めたライフスタイル系の相談を頂くことも多くなってきました。嬉しいですね。女性がワクワクすることって、ファッションだけではなく、食やインテリアなど、刺激を受けることってたくさんありますよね。だからもう少し仕事の幅を広げたかったんです。27歳で独立し、今31歳。それが少しずつできるようになってきた気がしています。

人生設計はしっかりとするタイプ?

女性って、30歳までに子供が欲しいとか、何かとカウントダウンをしたがる生き物だと思うんです。私自身も、27歳で結婚し、30歳で子供が二人いる予定でした。全然そのとおりにはいかなかったですけどね 笑。でも、その準備はしておかないといけないなと。家のことをしっかりする母に育てられたので、私もそうありたいと感じていました。でも自分のキャパシティはそんなに大きくない。自分のスタンスを作っておこうと思い、27歳で(結婚ではなく!)独立を決めました。あとは得意不得意が明白なタイプなので、得意なことを集中的にやろうと思っています。そんなことがようやく見えてきましたね。

ROSE BUDCOORDINATE 2

スーツ姿がずらりと並ぶクライアントの中でも、自分らしさを持っていたい。女性らしいざっくりニットは、このままデートもできるので活躍。

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この一年を総括すると?

やりたいことができるようになったと感じられる一年でした。思い描いていたことが、第三者に認識されるようになってきたかな。
本を出したことも大きかったですね。とても楽しかった!SNSでの皆さんの反応も大きいですが、やはり残るものは嬉しい。実際に手に取って下さる方のおかげで増刷も決まり、気持ちを込めて作ったものがちゃんと届いた気がしました。
そしてライフスタイル系の仕事をしたいという気持ちもありながら、やはりファッションも自分の大きな強みなのだと認識できました。全て自分の言葉で伝えたことで、しっかりと自分を見つめることができましたね。だから本は作り続けていきたいです。

来年に向けては?

皆さんの反応を感じることができたので、もっと頑張って強みを活かしていきたいですね。具体的には、食をからめたイベント等、積極的に企画していきたい。
あとは東京だけでなく、地方の仕事もしたいですね。出身地の岐阜を活性化させる仕事とか。あとは旅をして、いろんなものを見たいです。今はヨーロッパに行きたいかな。建築物を見る!等のテーマを持っていけたら楽しいですよね。

“見せる”ことにおけるプロだ。彼女の手にかかれば、いつの間にかソレは魅力的で、どこか輝いて見える。その対象は、ファッションや食など幅広い。料理だってたいしたものは作ってないんですよ、とはにかむが、素晴らしい彼女の食卓は見ていて飽きない。“ナギマジック”とでも言うべきか。それは、対象となるものはもちろん、自分自身を理解しているが故にできることだろう。彼女が次に何を見せてくれるのか、楽しみで仕方ない。

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長屋なぎさ @nagisanagaya

ライフスタイルプランナー。「155cm STYLE」という自身初のファッションブックを今年6月に出版。PR、企業ヴィジュアルアドバイザー、コラム執筆、商品企画等、活躍は多岐にわたる。得意の料理から日々のコーディネートやインテリアまで“オシャレ”がぎゅっと詰まったインスタグラムも人気。